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イランエスパー米国防長官「イランめぐる状況一変、必要あれば先制攻撃も」
エスパー米国防長官は2日、イランとの関係を巡って「状況は一変した」と明言した上で、場合によってはイランへの先制攻撃を余儀なくされる恐れもあると警告した。昨年12月撮影(2020年 ロイター/Tom Brenner )
エスパー米国防長官は2日、イランとの関係を巡って「状況は一変した」と明言した上で、場合によってはイランへの先制攻撃を余儀なくされる恐れもあると警告した。
両国関係を巡っては、イラク北部の米軍基地が昨年末に攻撃され複数の米国人が死傷したことを受け、緊張が高まっている。
長官は記者団に対し「状況は一変した」とした上で、イランやその支援組織が新たな攻撃を画策している可能性があると指摘。「こうした兆しは何も今に始まったことではなく、2、3カ月前から見られることだが、もし実際に攻撃されれば米国は対処する。攻撃といった言葉や一定の種類の兆候が確認された場合、先制攻撃を行い、米軍や米国市民の生命を保護する」と語った。
北朝鮮については、引き続き非核化に関する政治的な合意が北朝鮮にとっての最善の道であると述べる一方、米軍には必要に応じて戦闘の用意があると表明。FOXニュースとのインタビューで「金正恩氏に自制を求める」とした。
北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は昨年12月31日、核抑止力の開発を継続するとともに、近い将来「新たな戦略兵器」を導入すると表明した。
ただ匿名の米当局者は、北朝鮮が長距離ミサイル発射実験を準備している兆候はないと指摘。金委員長の発言については、北朝鮮は早急な大陸間弾道ミサイル実験を必要としていないが、短距離ミサイルなどの実験はいつでも可能であることを示しているとの見方を示した。
ミリー統合参謀本部議長は2日、記者団に対し、米軍の警戒態勢はあらゆる事態に対応可能であり、本国を防衛する上で十分な軍事能力もあると強調した。
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