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感染症フランスも今週半ば中国・武漢から国民避難へ 帰国後14日間の隔離

フランス政府は新型コロナウイルスによる肺炎の発生地である中国の湖北省・武漢に滞在しているフランス国民を、今週半ばに航空機でフランスに避難させると発表した。写真は武漢に近い咸寧の空港で、旅客の体温を検査する係員ら。24日撮影(2020年 ロイター/David Stanway)
フランス政府は26日、新型コロナウイルスによる肺炎の発生地である中国の湖北省・武漢に滞在しているフランス国民を、今週半ばに航空機でフランスに避難させると発表した。
武漢に滞在するフランス国民は800人で、このうち最大数百人の帰国を見込んでいる。フランス国内での感染拡大を防ぐため、避難した国民は14日間の隔離措置を義務付けられる。
ビュザン保健相によると、フランスでは24日に国内で新型コロナウイルスによる肺炎の患者3人が見つかった。3人はいずれも中国人で、その後新たな患者は見つかっていない。
また保健相は中国からの旅客に対する空港での体温監視について、発熱の症状は感染から遅れて表れ、薬で発熱を抑えることも可能なことから、効果がないと指摘。国内で見つかった患者3人は体温検査を擦り抜けていたとして、体温監視を義務付ける必要はないとの見解を示した。


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