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東京五輪プーチン、ドーピング問題めぐり強弁「主要競技への出場禁止に不服申し立て可能」
ロシアのプーチン大統領(写真)は9日、同国の選手団を五輪などの主要な国際大会から排除する世界反ドーピング機関(WADA)の決定について、五輪憲章に違反すると指摘し、ロシアには不服申し立てを行う根拠があるとの認識を示した。パリでの記者会見で代表撮影(2019年 ロイター)
ロシアのプーチン大統領は9日、同国の選手団を五輪などの主要な国際大会から排除する世界反ドーピング機関(WADA)の決定について、五輪憲章に違反すると指摘し、ロシアには不服申し立てを行う根拠があるとの認識を示した。
WADAは同日、ロシア選手団を2020年東京五輪・パラリンピックや2022年サッカー・ワールドカップ(W杯)など主要な国際大会から4年間排除することを決めた。ロシアがドーピング検査で陽性反応が出た自国選手に関するデータを改ざん・削除した問題を受けた措置。
プーチン大統領は訪問先パリでの記者会見で、WADAの決定について、政治的でスポーツ界の利益にかなっていないとし、さらに精査する方針を示した。
また、WADAの決定にはロシア五輪委員会に対する異議が含まれていないとし、「異議がないのであれば、その国は国旗の下で競技することにすべきだ。五輪憲章にはそう書かれており、その点からするとWADAの決定は五輪憲章に違反するもので、われわれは不服申し立てを行う根拠がある」と述べた。
行動に基づき個々に懲罰を与えるべきで、違反と無関係の人物を含めて集合的に懲罰を与えることはできないと訴えた。
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