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米朝関係北朝鮮「クリスマスプレゼントは米国次第」 トランプに改めて譲歩要求
北朝鮮の外務省は、米国が「敵視政策」を撤回する期限である年末が近づていると改めて警告し、年末にどんな「クリスマスプレゼント」をもらえるか決めるのは米国政府だと主張した。写真はベトナムのハノイで、2月28日撮影(2019年 ロイター/Kham)
北朝鮮の外務省は3日、米国が「敵視政策」を撤回する期限である年末が近づていると改めて警告し、年末にどんな「クリスマスプレゼント」をもらえるか決めるのは米国政府だと主張した。朝鮮中央通信(KCNA)が声明を伝えた。
同国のリ・テソン外務次官(米国担当)は、米国が対話継続を訴えているのは「北朝鮮を交渉のテーブルに縛り付け、国内政治や米大統領選に利用する目的だ」と批判。
「わが国は、自らとってきた重要なステップを覆さないために最大限の忍耐をもって最善を尽くしてきた」としたうえで、「このあとどうするかは米国が選択することであり、クリスマスプレゼントに何を選ぶかは米国次第だ」と語った。
北朝鮮は年末までに非核化交渉で譲歩するよう米国に要求しており、3回にわたる米朝首脳会談にもかかわらず交渉はほとんど進展していない。
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