「気候変動は社会的転換点に突入した」
Thousands of Scientists Around the World Unite to Declare Climate Emergency
リップルはまた、資源供給を圧迫する人口増加にも取り組む必要があることを強調する。
「人口抑制策として、すべての人々に、自発的な家族計画に取り組むためのサービスを提供するべきだ」と、彼は言う。「完全な性差別の撤廃と、女子の中等教育を全世界に普及させることも必要だ」
科学者たちは、子供の数に関する個人レベルの決定が重要だと主張する。2017年の調査では、個人がCO2排出量を削減する最も効果的な方法は、子供の数を世帯ごとに1人減らすこと、という結論が出ている。
しかし、最初に科学者たちが警告を発した1992年以降の進歩が限定的であったことからすると、リップルは今回の警告が与える効果についてどの程度期待しているのだろうか。
「気候変動と戦うために、人類は必要な行動を取るであろうという望みを抱いている」と、リップルは語る。「政府、企業、個人が気候変動について緊急に真剣な議論を行う必要が高まっている。気候変動との戦いは社会的転換点に突入していると思う」
「最近の世界的な懸念の高まりには勇気づけられる。さまざまな行政機関が気候の緊急事態を宣言している。教皇は気候変動対策を求めるメッセージを世界に向けて発信した。若者たちもストライキを行い、草の根市民運動は変化を要求している」
(翻訳:栗原紀子)
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