最新記事

K-POP

元「KARA」のク・ハラ死去でリベンジポルノ疑惑の元恋人バッシング

Goo Hara Fans Petition for Further Investigation Into Assault Allegations

2019年11月26日(火)17時20分
スー・キム

亡くなったク・ハラが初めてソロとして発表したアルバムタイトル曲 DSP Kara / YouTube

他にも、怒りのツイートは続く。

「ハラの苦しみを思うと胸が張り裂けそうだし、強烈な怒りを感じる。(チェが)刑務所に入れられていないこと自体が犯罪だ」(@elizabethashw12)

「ク・ハラを死に追いやったのはこの男だ。彼は彼女をレイプし、体も心も虐待した。隠しカメラで撮った性的動画で脅迫した。子宮から不正出血するほど彼女に暴力をふるった。ク・ハラの名において、残忍な怪物チェ・ジョンボムを決して忘れない。
#최종범_처벌」(@taymiIabts)

チェは、ソーシャルメディアで飛び交うそうした主張に対して、まだ何の反応も示していない。伝えられるところによると、チェは11月24日にハラの死が報じられると、自身のソーシャルメディアアカウントを非公開に変更したという。

5月にチェ・ジョンボムに対する初公判が行われたときの報道 Yonhapnews / YouTube

謝罪でまたバッシング

チェは2019年5月、自身の行為に関する謝罪文を公表した。しかしそのなかで、新たに開店するヘアサロンについて宣伝したため、ハラのファンからは激しい批判が寄せられる結果となっていた。

アジアン・ポップカルチャーサイト「アジアン・ジャンキー」が2019年5月に報じたところによれば、チェは謝罪文のなかで、「私は今後一生をかけて、自らの過ちについて反省していくつもりだ。私の過ちによってヘアサロンのスタッフや家族に心配をかけたが、彼らは私を信じ、支えてくれると言ってくれた」と語っている。

1カ月余り前の10月半ばには、韓国の女性グループ「f(x)」(エフエックス)の元メンバー、ソルリ(25歳)が、京畿道城南市にある自宅で死亡していたことが報じられたばかり。ク・ハラとソルリは一緒にハロウィン仮装をするなど仲の良い友人として知られ、ソルリが亡くなったときにハラは涙を流しながら「私があなたの分まで頑張って生きるから。頑張るからね」と語ったのだが、その約束は果たされることなく終わってしまった。

(翻訳:ガリレオ)

20191203issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

12月3日号(11月26日発売)は「香港のこれから」特集。デモ隊、香港政府、中国はどう動くか――。抵抗が沈静化しても「終わらない」理由とは? また、日本メディアではあまり報じられないデモ参加者の「本音」を香港人写真家・ジャーナリストが描きます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国尹大統領に逮捕状発付、現職初 支持者らが裁判所

ワールド

アングル:もう賄賂は払わない、アサド政権崩壊で夢と

ワールド

アングル:政治的権利に目覚めるアフリカの若者、デジ

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 4
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 5
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 6
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 7
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 8
    フランス、ドイツ、韓国、イギリス......世界の政治…
  • 9
    本当に残念...『イカゲーム』シーズン2に「出てこな…
  • 10
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 5
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中