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北朝鮮の新型潜水艦発射弾道ミサイル、本当の脅威度と実戦配備の壁

2019年10月7日(月)10時57分

◎第2撃能力を備えたか

SLBMは、先制核攻撃を受けた場合に報復する「第2撃能力」を確保する上で鍵になるとみなされている。

この能力を備えるには、潜水艦は核の弾道ミサイルを発射できるだけでなく、敵を攻撃できる範囲で航行し続けることが必要になる。

軍事専門家は、北朝鮮の潜水艦技術が第2撃能力を得る地点まで高まったかどうか懐疑的だ。

◎他の最近のミサイル実験

北朝鮮は、金正恩氏がトランプ米大統領と今年6月30日に板門店で会談し、核問題の協議再開を約束して以降、計9回のミサイル発射実験を行ってきた。

今回を除けば、いずれも短距離ミサイルやロケット弾で、想定している攻撃対象は韓国や在韓米軍だ。

2017年11月には大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験があり、これは標準的な軌道なら飛行距離は最長1万3000キロと、米本土に届く。

ただ専門家は、北朝鮮が大気圏再突入に耐えられ、精密に標的に到達できるような小型核弾頭を製造する技術はまだ習得していないと考えている。

[ソウル ロイター]


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