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火災カリフォルニア州、山火事で数千人に避難命令 火災予防で20万軒規模の停電実施
ぶどう畑に迫る火の手。10月24日、カリフォルニア州ガイザービルで撮影(2019年 ロイター/Stephen Lam)
カリフォルニア州で発生した山火事は24日、北部ワイン産地などで火の勢いが強まり、ソノマ郡では住民約2000人に避難命令が出された。
約900人が暮らす同郡のガイザービルでは十数棟の住宅が焼失、町全体が避難命令の対象となった。
カリフォルニア州では強風による火災を未然に防ぐため、約20万件の住宅・企業を対象に電力会社が停電を実施した。同州で近年発生した多数の森林火災は、強風で破損した電力機器が原因だったことが判明している。
同州森林保護防火局によると、ソノマ郡では23日深夜から24日朝にかけて火災が発生。消防隊員の作業は難航し、約40平方キロメートルの土地が焼かれる事態となった。
ソノマ郡のワイン産地ヒールズバーグでも住民に避難勧告が出された。サンフランシスコから120キロメートルほど北上したガイザービルとヒールズバーグは、ワイン畑が点在する丘陵地帯に囲まれ、高級レストランやワイン試飲施設、店舗などが集まっている。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は連邦緊急事態管理局(FEMA)から森林火災対策の交付金を受けることになったと明らかにした。
同州ではパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック(PG&E)やサザン・カリフォルニア・エジソンなどの電力会社が森林火災の脅威が迫る地域で停電を実施しているため、50万を超える住宅や企業が今週、電力を利用できなくなる可能性がある。
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