最新記事
日ロ関係プーチン「日ロ平和条約の締結には日米安保が障害」
Alexander Nemenov/Pool via REUTERS
ロシアのプーチン大統領は5日、ウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」で、日本と米国の安全保障上の協力関係、その他の問題が、日本との平和条約締結を困難にしているとの認識を示した。
ただ、将来的に条約の締結が実現し、長年の懸案を最終的に解決できることを希望すると述べた。
プーチン大統領は「残念で悲しいことに、軍や防衛、安全保障の問題がある。われわれは、日本の米国など第三国へのコミットメントを理解しなければならない」と述べた。
ロシアは、米ミサイルシステムの日本配備について繰り返し懸念を示している。
同フォーラムでは、安倍晋三首相が、プーチン大統領に対し、北方領土問題の解決を呼び掛けた。
安倍首相は、日ロのビジネス関係を称賛し、次の段階は当然、平和条約の締結になるとした。平和条約は日ロ首脳の歴史的ミッションとし、プーチン氏に、目標達成に向けて共に取り組もうと呼び掛けた。
*内容を追加しました。
※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら