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災害ハリケーン「ドリアン」規模拡大し米フロリダに接近 バハマに大きな爪痕
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バハマ諸島を襲った史上最強クラスのハリケーン「ドリアン」は3日、風の強さが5段階のサファ・シンプソン・スケールで「カテゴリー2」に弱まったものの、規模が拡大し、スピードを上げた。写真はハリケーンの被害を受けたバハマの入り江。9月2日撮影(2019年 ロイター/米沿岸警備隊)
バハマ諸島を襲った史上最強クラスのハリケーン「ドリアン」は3日、風の強さが5段階のサファ・シンプソン・スケールで「カテゴリー2」に弱まったものの、規模が拡大し、スピードを上げた。予報官によると、今後36時間以内に米フロリダ州の東海岸に「危険なほど接近」する見込みだ。
バハマのミニス首相は3日、7人が死亡したと明らかにした上で、死者数はさらに増えそうだと指摘した。グレート・アバコ島の空撮動画をみると、何マイルにもわたって地域が浸水し、建物が壊れているほか、ひっくり返ったボートや輸送用コンテナがレゴのおもちゃのように散乱している。
米国立ハリケーン・センター(NHC)の3日東部夏時間(EDT)午後8時(0000GMT=日本時間4日午前9時)のアドバイザリーによると、ドリアンは時速175キロの風速を維持しており、フロリダ州ケープ・カナベラルの東約170キロを時速8キロで北西に進んでいる。
ドリアンの強風域は中心部から95キロまで拡大。NHCは「ドリアンは向こう数日は強い勢力を保つ見込み」としている。
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