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人権問題香港デモ11週目でも衰えず「170万人参加」 抗議集会は平和的に
中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をきっかけとするデモが始まって11週目となる香港で平和的な抗議集会が行われた(2019年 ロイター/Aly Song)
中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をきっかけとするデモが始まって11週目となる香港で18日、平和的な抗議集会が行われた。
前週の空港占拠では1000便近くが欠航したほか、デモ隊が政府寄りとみられる人物2人を拘束し、一部の参加者が謝罪する場面もあったが、18日の集会の規模は抗議活動への支持が衰えていないことを浮き彫りにした。
ある参加者は「政府はわれわれのことを暴徒と言っているが、きょうの行進はそうではないことを示すものだ」と語った。
この日の集会は銅鑼湾のビクトリア公園で始まり、高齢者や子供連れの家族も含む幅広い層の市民が参加した。主催者はデモ行進を認められていなかったが、参加者が公園内に入り切らず、周辺の道路に群がった。
主催者側は170万人が集会に参加したと発表した。警察はビクトリア公園内の参加者を最多で12万8000人と推定した。
政府報道官はこの日の集会について、おおむね平和的だったとした上で、交通に大きな混乱をもたらしたと指摘。「現在最も重要なことはできるだけ早期に社会秩序を取り戻すことだ」とし、「全てが落ち着けば、政府は社会の亀裂修復や調和回復に向けて市民と誠実に対話を行う」と述べた。
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