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フランスパリ「黄色いベスト」、ノートルダム寄付へ反発も デモ隊と警察が衝突
4月20日、フランスのパリで、マクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」の23週目のデモが行われ、デモ隊数十人と警官隊が衝突した。写真は催涙ガスの雲の中のデモ隊。パリで撮影(2019年 ロイター/Yves Herman)
フランスのパリで20日、マクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」の23週目のデモが行われ、デモ隊数十人と警官隊が衝突した。
当局はデモが再び過激化する恐れがあると警告していた。
ロイターが撮影した映像によると、デモ隊数十人が警官隊に向かって投石。一部はスクーターに火をつけ、缶を投げるなどした。
警官隊は催涙ガスやスタングレネード(閃光音響弾)で応戦した。
フランス内務省によると、1200GMT(日本時間午後9時)時点でフランス全土で9600人がデモに参加。うち6700人はパリのデモに参加した。
参加者数は先週の7500人から増えているが、最初のデモが行われた昨年11月17日には28万2000人が参加していた。
パリの検察によると、1300GMT(同午後10時)時点で110人が逮捕された。
一部のデモ参加者は、ノートルダム大聖堂の火災後、多額の寄付金が寄せられたことを取り上げ「すべてがノートルダムに捧げられ、貧しい人々には何も捧げられない」とのプラカードを掲げた。
マクロン大統領は22日に、デモ沈静化に向けた対策を発表する予定だったが、ノートルダム大聖堂の火災を受けて演説を中止。25日に改めて対策を発表する予定だ。
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