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豪雨被害カナダのオタワ、豪雨予報で非常事態宣言 ダム決壊の危機で900人あまり避難
カナダの首都オタワのジム・ワトソン市長は、上昇しているオタワ川の水位と26日に豪雨を見込む気象予報に対応し、非常事態を宣言した。写真は24日、ケベック州で撮影(2019年 ロイター/Chris Wattie)
カナダの首都オタワのジム・ワトソン市長は25日、上昇しているオタワ川の水位と26日に豪雨を見込む気象予報に対応し、非常事態を宣言した。一方、ケベック州当局は同州西部を流れるルージュ川のベルフォールズにある水力発電用ダムが決壊する恐れがあると警告した。
ワトソン市長は声明でオンタリオ州政府とカナダ軍に支援を要請。「現時点で水位は、2017年にオタワ市の多数の建物に甚大な被害をもたらした洪水時の水位を超えると予想されている」と強調した。
ケベック州政府のウェブサイトによると、同州では現地時間25日午後1時時点で洪水により1人が死亡、900人余りが自宅から避難した。
またケベック州警察は水力発電用ダムが決壊した場合に備え、影響を受ける地域の住民250人が避難したと説明した。このダムは向こう24─48時間の降雨見通しにより、水位が上昇して決壊する恐れがあるという。
ダムを運営する公益会社の広報担当者は「放水量が既に限界に達しているため、最悪の事態を考慮する必要がある」と述べた。
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