ロシアのT14戦車、トイレが付いて最強?
Russia's New Super Tank Now Comes With a Toilet
トイレ付という特徴以外にも、T14が強敵と言われる理由がある。攻撃面では無人砲塔を採用し、口径125ミリの滑腔砲から強力なエアバースト弾を撃てるのに加え、遠隔操作可能な12.7ミリのKord重機関銃と7.62ミリのPK機関銃を装備している。防御面では「アフガニート」と呼ばれるAPS(アクティブ防御システム)を採用し、対戦車ミサイルや砲弾をレーダーが感知すれば自動的にインターセプター(迎撃ミサイル)を発射し、撃墜できる。
華々しいデビューも
ロシアがT14を初披露したのは2015年5月、首都モスクワで行った対ドイツ戦勝70年記念軍事パレードだ。無敵戦車として国内外にアピールしたが、本番前のリハーサルではエンストを起こして立ち往生した。実戦経験はないが、当初と比べて大幅に改良が進んだと見られており、「過去半世紀の戦車設計で最も革新的な進化」と英情報機関が評したと報じられている。
戦車の技術では、ロシアが世界をリードしている。ロシアと国境を接する国々は、ロシアの戦車群をいつも恐れている。総合的な軍事力はアメリカがロシアをはるかに上回るが、ロシアが奇襲攻撃すれば西側のバルト3国は制圧される可能性がある。
(翻訳:河原里香)
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