最新記事

英王室

「妊娠はウソ」「最低ランク女優」......メーガン妃がネット上で受けているいわれなきマタハラ

Meghan Markle Received These Vicious Comments From Online Trolls

2019年2月8日(金)14時00分
カミーユ・ハイムブロッド

メーガン妃へのバッシングはハリー王子と付き合い始めてから始まった Paul Grover-Pool-REUTERS

<昨年ハリー王子と結婚したメーガン妃へのバッシングは、妊娠してからひどくなるばかり>

昨年5月に英王室のハリー王子と結婚して「サセックス侯爵夫人」となったメーガン・マークルは、王子と付き合い始めて以降、ネット上のトロール(荒らし)から悪質な攻撃を受けてきたが、最近それがエスカレートしている。

その内容は、ハリー王子との結婚やメーガン妃の妊娠、他の王室メンバー、特にウィリアム王子の妻キャサリン妃との関係に関するもの。メーガン妃はアメリカのテレビ番組『SUITS/スーツ』にもレギュラー出演していた人気女優だが、ネット上のバッシングは極めて悪質だ。

あるツイッターユーザーは、妊娠中のメーガン妃のお腹の膨らみを嘘だと決めつけている。このユーザーは最近もメーガン妃を侮辱し、「妊娠はフェイク」という最悪のデマを流した。

今月初めにこのユーザーが投稿したツイートはこうだ。「誰かメーガンに教えてやってくれない? 本当に妊娠した女性は、ボトックス注射とかヒアルロン酸注入とかしない#moonbump(妊娠偽装)#fakepregnancy(フェイク妊娠)」

<関連記事>ツイッター、メーガン妃支持派が英王室批判で炎上「英王室はケイトしか守らない」

別のツイッターユーザーは、複数のメーガン妃の写真に「moon bump(妊娠偽装)」のハッシュタグを付けて投稿し、メーガン妃が妊娠しているはずがないと主張する。「彼女のお腹は動き回るとしぼんだり、膨らんだりする。私は2人子どもがいる(から騙されない)」と、書いている。


マナーがなっていない

イギリスの作家ジェシー・タイソンは、メーガン妃の服装がまるで10代の少女のようだとけなし、手やネイルが汚く、靴が汚れていると批判していた。また適切なマナーの訓練を受けていないため、王室には馴染めないと言い張っている。以前のインタビューでタイソンは、メーガン妃が現れたことで王室を愛せなくなったと語っている。

ソーシャルメディアでメーガン妃を「売春婦」と呼んでいた人物のアカウントは現在、削除された。またある在宅介護ワーカーはメーガン妃を「最低ランクの女優」と呼び、米東部在住の法律助手はツイッターでメーガン妃を「クズ」と罵った(現在はアカウントは非公開)。

この法律助手はまた、メーガン妃とキャサリン妃を比較してキャサリン妃は「綺麗で本物」と称賛。続けた投稿で、キャサリン妃は「真の王室」でハリー王子が引っ張り込んだ「クズ」とは違う、とメーガン妃をけなした。

現時点で、メーガン妃は自分に向けられたこうした否定的なコメントに対して返答していない。

20250408issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場・寄り付き=ダウ約300ドル安・ナスダ

ビジネス

米ブラックロックCEO、保護主義台頭に警鐘 「二極

ビジネス

FRBとECB利下げは今年3回、GDP下振れ ゴー

ワールド

ルペン氏に有罪判決、被選挙権停止で次期大統領選出馬
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    「炊き出し」現場ルポ 集まったのはホームレス、生…
  • 5
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 9
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 10
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中