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中東オーストラリア、西エルサレムを首都と認定 大使館は現時点で移転せず
12月15日、オーストラリアのモリソン首相(写真)は、西エルサレムをイスラエルの首都と正式に認定した。キャンベラで8月に撮影(2018年 ロイター/David Gray)
オーストラリアのモリソン首相は15日、西エルサレムをイスラエルの首都と正式に認定した。一方、現在テルアビブにある駐イスラエル豪大使館をすぐに移転することはないとの考えを示した。
モリソン氏は「オーストラリアは、イスラエルの国会や多くの政府機関がある西エルサレムを、イスラエルの首都と認定する」と表明した上で、将来的には豪大使館を西エルサレムに移転する可能性があるとした。
イスラエルとパレスチナの「2国家共存」は支持するとしている。
モリソン氏は10月に、テルアビブの豪大使館移転に前向きであると表明。中東諸国などから批判が噴出した。
モリソン氏の突然の表明は、下院補欠選挙を前に、選挙区内のユダヤ系住民の票を獲得する目的と受け止められた。ただ、選挙で与党保守連合は敗北した。
モリソン氏は、西エルサレムの地位が最終的に確定するまでは大使館を移転しないと説明。ただ、通商・防衛関連の事務所は設置すると明らかにした。
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