最新記事
事故死【要注意】スマホやヘッドフォンで若者たちが感電死
Teenager Electrocuted After Dropping Phone in Bath
入浴中スマホを水に落として亡くなった15歳の格闘技ロシア・チャンピオン Instagram
<ロシアではスマホを風呂に落として感電死、マレーシアではスマホにつないだヘッドフォンで感電死。充電中は気を付けたほうがよさそうだ>
ロシアで、15歳の格闘技チャンピオンが、入浴中浴槽にスマートフォンを落として感電死した。シベリアのブラーツクに住むイリーナ・リブニコフは12月8日、充電用のケーブルをつないだ端末を浴室に持ち込んだ。悲劇が起こってしまったのはそのためだ。
姉のタチアナ(25)は、日刊紙コムソモリスカヤ・プラウダにこう言った。「こんなに突然いなくなってしまうなんて。胸が引き裂かれる思いです。あの子がいないと家もガランとしています」
イリーナは、ルールなきボクシングとも言われる格闘技パンクリオンのロシア・チャンピオンで、ナショナルチームの一員だった。
「イリーナはいつもスポーツで成功することを夢見ていた」と、一人の友人は言う。
起こらずに済んだ事故、本人にも周囲にも無念でたまらない死だ。
イルクーツク国立大学の無線電子学部のユーリ・アグラフォノフ部長は死因について次のように言う。「水は電流をよく通す。だから、スマホが水に浸かるとサーキットがショートした。もしスマホがコンセントにつながっていなければ、事故は起こらなかった」
先週はマレーシアでも16歳の男性が家でスマホを充電中に感電死している。ニュー・ストレーツ・タイムズによると、彼は充電中のスマホにつないだヘッドフォンをしていたという。発見されたとき、左耳から血を流していた。火傷も見えた。
充電用のケーブルが不良品で漏電していたのではないかと疑われているが、どこのメーカーのものかはわかっていない。
電子メディアのVICEによれば、ヘッドフォンによる感電死は今年これで少なくとも4件目だという。
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら