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トランプ、セッションズ司法長官を事実上の更迭 ロシア疑惑捜査に不満か

2018年11月8日(木)08時41分

 11月7日、トランプ米大統領は中間選挙から一夜開けたこの日、セッションズ司法長官(写真)が退任するとツイッターで発表した。事実上の更迭とみられる。1日撮影(2018年 ロイター/JONATHAN ERNST)

トランプ米大統領は中間選挙から一夜開けた7日、セッションズ司法長官が退任するとツイッターで発表した。事実上の更迭とみられる。トランプ氏は2016年の大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査への関与をセッションズ氏が忌避したことで同氏を繰り返し批判していた。

セッションズ氏はトランプ大統領宛ての書簡で「あなたの要請に応じて辞表を提出する」と表明。トランプ大統領はセッションズ氏のこれまでの貢献に感謝するとともに、司法長官首席補佐官のマシュー・ホワイテカー氏が司法長官代理を務めることを明らかにした。

今回の中間選挙では共和党が上院の過半数を維持したものの、下院では民主党が過半数を奪回。セッションズ氏は中間選挙後に退任するとの見方が出ていた。後任人事は上院で承認される必要がある。

司法省報道官によると、ホワイテカー司法長官代理は、16年の大統領選挙へのロシア介入疑惑を巡る捜査を含む司法省の責務のすべてを管轄する。

民主党のチャック・シューマー上院院内総務は、ホワイテカー氏もモラー特別検察官が進めるロシアの米大統領選干渉疑惑を巡る捜査に関与しないよう呼び掛けた。

モラー特別検察官の報道官は、セッションズ氏の退任が捜査にどのような影響を及ぼすかについてコメントは控えている。



[ワシントン 7日 ロイター]


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