レジ打ちバイトが見つかった俳優が問いかける「働くって何だろう」
「どんな仕事にも価値がある」
そんな中、米ABCテレビの情報番組「グッドモーニング・アメリカ」が9月4日、オーウェンズを招き、生放送でインタビューした。
番組では、写真が掲載されてショックだったこと、しかしその直後に世界中の人から支持する声が上がり嬉しかったことなどを語った。また、スーパーでアルバイトをしていると公表していなかった理由として、「恥だと思ったからではなく、芸能関係者から『もう俳優はやらないんだ』と判断されるのが嫌だった」と語った。
オーウェンズは、「稼げる仕事や履歴書に書いたら見栄えのする仕事、というのはあるかもしれないが、良い仕事・悪い仕事なんてない。どんな仕事にも価値がある」と語り、今回の騒動で、みんなが「働くとはどういうことか」を考えてくれたらうれしい、と述べた。
また、「私のことをかわいそうなんて思ってくれる必要はまったくない。すごくいい人生だし、いい仕事をさせてもらった。元気にやっているよ」と述べた。今のところ新しい仕事はないと語りつつも、この騒ぎがもとで仕事をもらうのは嫌だ、あくまでも俳優として判断してもらった上で役をオファーされたい、とプロとしての誇りを垣間見せた。
なお、オーウェンズはこのスーパーで1年3カ月仕事をしていたのだが、9月5日付のデイリーメールによると、今回の騒動で辞めざるを得ない状況になったという。しかし「グッドモーニング・アメリカ」のインタビューを見てラッパーのニッキー・ミナージュが「2万5000ドル寄付したい」と申し出たり、俳優でありプロデューサーでもあるタイラー・ペリーが現在制作中のドラマに配役するとツイッターで呼びかけたりしており、スーパーでのバイトはしばらく不要になりそうだ。