「トランプ大統領に敬礼!」 北朝鮮への反転強硬姿勢に期待する韓国保守の高齢者たち
トランプ大統領は自由世界をいつも守ってきた
1968年にベトナム戦争で米国人と一緒に戦った当時の色あせたモノクロ写真を手にした冒頭のChungさんは、「米国がいなければ、韓国は存在できていなかっただろう」と語った。
6月の米朝首脳会談で、両国は合意文書に署名。その中で金氏は、非核化への「揺るぎない」コミットメントを再確認した。だがその後、非核化においてほとんど進展は見られない。
米朝会談直後にギャラップ・コリアが実施した世論調査によると、同会談が成功したと答えた韓国保守層は48%、一方、革新層は79%だった。
国旗や反北朝鮮の横断幕に囲まれてソウルの街頭の一角に陣取っていた小さな抗議グループは、非核化合意が失敗した場合、トランプ氏が最後の手段として「政権交代」に訴える可能性はいまだあるとし、米国の姿勢の変化に動じる様子はない。
「トランプ大統領は、韓国や自由世界をいつも見事に導いて、守ってきた。これからもそれは変わらない」と、前出のLeeさんは再び敬礼して語った。「ありがとう、ミスタープレジデント」
(翻訳:伊藤典子 編集:山口香子)
[ソウル 6日 ロイター]