トランプ、ロシア疑惑「捜査終了」要求でついに墓穴?──司法妨害
Experts: Trump Can and Cannot Obstruct Justice
だが元連邦検察官のレナート・マリオッティは、セッションズに言及した今回のツイートは、トランプが司法妨害を試みたとムラーが判断する材料の一つになるだろうという見解を示した。
「トランプやその友人に対する捜査の中止を司法長官に指示するこのようなツイートは、ムラーがトランプの司法妨害を結論づける多くの理由の一つになるだろう」とマリオッティはツイートしている。
マリオッティはまた別のツイートで、トランプは実際、選挙に勝利するためにロシアと共謀することは違法だと認めていると指摘した。1日にも、ロシアと結託したのは自分の陣営ではなくヒラリー・クリントン陣営だと主張している。
「トランプは、対立候補を貶めるためにロシアと共謀することは犯罪だと認めているようだ。私がムラーなら、このツイートを保存しておく」
トランプの現在の顧問弁護士の一人であるルディ・ジュリアーニは、トランプはセッションズに対してムラーの解任や捜査の中止を「明確に指示した」訳ではないとしている。
「大統領がツイートで述べているのは個人的な意見だということは、十分に認識されていると思う」と、ジュリアーニは1日付のワシントン・ポスト紙に語った。「大統領は慎重に『~すべき』という言葉を使っている(『しなければならない』とは言っていない)」
(翻訳:森美歩)