エコノミストは、トランプの貿易戦争の影響で、海外に業務を移す米企業が増えると警告している。
米ミシガン大学ロス経営学大学院のリンダ・リム教授(国際ビジネス戦略論)は6月、関税による原材料のコスト高騰を避けるために、一部の製造企業が海外に拠点を移すだろうと本誌に語った。すでにハーレー・ダビッドソンやボーイングといった企業が、生産拠点を海外に移す動きをみせているという。
だが、テスラはアメリカ国内での生産を変更する計画はないようだ。「今回の協定締結は、アメリカでの生産に影響はない。国内でも生産拡大をめざす」と、広報担当者は述べた。