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世界最小チワワ、韓国で49回クローンされ、世界で最も複製された犬に

2018年7月10日(火)16時00分
高森郁哉

「世界最小の犬」から「最も多く複製された犬」へ twitter-@AOWRnews

<世界最小のチワワが、韓国のクローン技術で49回複製され、2度目の世界一に認定された>

手に乗るほどの小ささで、世界最小の犬としてギネスブックに認定されていたチワワが、韓国のクローン技術により49回複製された。今度は「クローン技術で最も多く複製された犬」として、2度目の世界一に認定されている。

極小チワワ「ミラクル・ミリー」

英メディア「テレグラフ」などが報じた。

報道によると、"オリジナルの犬"はフロリダ州在住の女性、バネッサ・セムラーさんが飼う6歳のチワワ「ミラクル・ミリー」。体高は9.65cmで、2013年に世界最小の犬としてギネスブックに認定された。体重は450グラムだという。


韓国のクローン研究所がアプローチ

この記録を知り、韓国のスアム生命工学研究院が、セムラーさんにクローンの実施を願い出た。同研究所は、ペットや使役犬(救助犬、麻薬探知犬など)のクローンを作るサービスで知られ、すでに数百匹を複製した実績がある。1匹あたりの費用は10万ドル(約1100万円)とのこと。

スアム研の目的は、ミリーの小ささの秘密を遺伝子レベルで探ることだ。クローン手法は、クローン羊「ドリー」の時と同じで、遺伝子情報を含む細胞核をミリーの細胞から採取し、別の犬の卵細胞に注入。微小電気刺激により細胞分裂を誘発し、成功したらその細胞を"代理母"の犬の子宮に着床させる、というもの。作業は2017年8月に実施された。

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