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米朝首脳会談北朝鮮メディア「金正恩委員長とトランプ大統領、非核化巡り段階的かつ同時行動の原則で合意」
6月13日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、前日の歴史的な米朝首脳会談について、「金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ大統領は、朝鮮半島の和平と安定、非核化の実現に向けて段階的で同時並行的な行動の原則に従うことが重要との認識を共有した」と伝えた。KCNA提供(2018年 ロイター)
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は13日、前日の歴史的な米朝首脳会談について、「金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ大統領は、朝鮮半島の和平と安定、非核化の実現に向けて段階的で同時並行的な行動の原則に従うことが重要との認識を共有した」と伝えた。
KCNAはまた、金委員長がトランプ大統領と高官を交えた前日の拡大会合で、米朝両国にとって「互いへの挑発的かつ敵対的な軍事行動」を中止することが「急務」と語ったと伝えた。
KCNAによると、金委員長は拡大会合で、米朝は互いに敵視を避け、それを保証する法的、制度的な措置を講じることにコミットすべきと主張。
一方、トランプ大統領は「分かった」と述べ、北朝鮮との協議が継続している間は米韓合同軍事演習を中止することを約束したという。
トランプ大統領が北朝鮮から軍事的脅威を和らげる確約を得ずに、米韓合同軍事演習の中止を約束したことは、韓国や米国の軍幹部にとって予想外の結果だった。
KCNAによると、米朝両首脳は会談で、互いを自国に招待し、双方とも招待を受け入れたもよう。「金委員長はトランプ大統領に都合のよい時期に平壌を訪問するよう招待し、トランプ氏は金委員長を米国に招いた。両首脳は互いの招待を喜んで受け入れた」と伝えた。
KCNAによると、金委員長は、米国が北朝鮮との「信頼関係の構築に向けた真摯な措置」を取る場合、北朝鮮も引き続き友好的に行動すると語った。
KCNAは、米朝両首脳が昼食会の後の散策で「友情を深め」、共同声明への署名を記念する「有意義な写真撮影」に臨んだと伝えた。