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事件中国配車サービス「滴滴出行」のドライバーが乗客を殺害 ネットで安全懸念の声
5月10日、中国の配車サービス会社、滴滴出行(ディディ・チューシン)は、同社ドライバーが乗客を殺害したとみられる事件について謝罪し、利用者の信頼回復に努めると表明。写真は滴滴出行のロゴ。2016年5月に北京本社で撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
中国の配車サービス最大手、滴滴出行は10日、同社のドライバーが乗客を殺害したとみられる事件について謝罪し、利用者の信頼回復に努めると表明した。事件を受け、同国のソーシャルメディアには、安全性を懸念する多くの声が寄せられている。
事件が起きたのは先週の鄭州市で、同社サービスを使って空港から市内中心部に向かっていた女性客室乗務員が被害にあった。滴滴出行によると、警察当局は殺人容疑でドライバーの男の行方を追っており、同社も協力するとともに情報提供者に最大100万元(15万7629ドル)を支払うと申し出ている。
同社は、今回の事件に関して「深い悲しみを感じ、申し訳なく思っている」と哀悼の意を明らかにした上で、遺族に謝罪したことを明らかにした。さらにロイター宛ての声明で「われわれには利用者の信頼を勝ち取るための取り組みが必要だ。この事件における当社の責任は否定しようがない」と述べた。
同社はアップルやソフトバンクグループ<9984.T>などの有力企業の支援を受けており、中国市場を制した勢いで海外でも米ウーバー・テクノロジーズなどに挑もうとしているだけに、こうした事件は企業イメージに痛手となる。
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