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性スキャンダル妻や娘もモノのよう。トランプの女癖はひどすぎる
トランプと不倫関係にあったことを口止めされたポルノ女優、ストーミー・ダニエルズ Eduardo Munoz-REUTERS
<口止め料を返すからトランプとの関係の真実を暴露したい、と言っているポルノ女優ストーミー・ダニエルズとの醜聞など序の口>
ドナルド・トランプ米大統領とポルノ女優ストーミー・ダニエルズ(本名ステファニー・クリフォード)の関係が世間を騒がせている。2人はかつて不倫関係にあり、大統領選前にはトランプ側が口止め料を払っていたとされる。ファーストレディのメラニアは夫とダニエルズの関係について知っていたのか? これまで一切沈黙を守っているのは、知っている証拠だろう。
少なくとも、ニューヨーク・タイムズ紙の論説コラムニスト、チャールズ・M・ブロウはそう考えている。そして、3月11日付け日曜版のコラムでは、「メラニアは知っていた」という見出しを掲げ、トランプの不倫疑惑を取り上げた。
ブロウは、トランプが2006年から2007年にかけてダニエルズと関係を持ち、妻でファーストレディのメラニアを裏切っていたとされる報道について、「実を言うと、私が何よりも気になるのは不倫のことではない」と書いている。ブロウに言わせれば、それは彼らの問題だという。ならば、一番気になるのは何なのか?
「メラニアが、夫がどんな男かを十分わかっていたことだ」
ブロウの指摘によると、トランプがダニエルズと関係を持ったとされるのは、彼がほかにも破廉恥な行動を取っていた時期と重なる。メラニアと結婚して約9カ月後の2005年9月、テレビ番組「アクセス・ハリウッド」に出演したときには、スターなら女性に何をしても許されると自慢する発言が録音されている。
結婚当初から本性を表していた
メラニアは当時、妊娠中だった。その翌年、ダニエルズとの関係が始まったとされる時期の数カ月前には、トランプの口から、「イヴァンカが自分の娘でなかったらデートしていた」という、悪名高い発言が飛び出した。
トランプは、2004年の結婚当初からメラニアに対して本性を表していたのだ。
たとえメラニアが最初は夫の浮気に気づいていなかったとしても、今は違う。メディアでは、ダニエルズとの不倫や、トランプとの関係を口外しないとする合意に彼女が署名したことなどが盛んに報じられている。
さらに、ダニエルズはその合意の無効を求めて訴訟を起こしており、それに関する質問がホワイトハウスに押し寄せている。ダニエルズは3月12日には、疑惑について自由に発言したいとの理由で、口止め料の返却を申し出ている。
#MeToo運動のなか、トランプが19人もの女性からセクハラを訴えられていることも忘れてはならない。
トランプとファーストレディの夫婦関係に関して、世間はつねに強い関心を示してきたが、ダニエルズを巡る疑惑の発覚により、夫妻にはこれまでにないほどの好奇の目が注がれている。
今年1月、トランプ夫妻が13回目の結婚記念日を迎えたまさにその日、メラニアは、スイスで開催されている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席中のトランプに合流する計画をキャンセルした。ダニエルズのことが原因ではないか、という噂が広がった(メラニアの広報担当者は否定する)。
メラニアはなぜ別れないのか理解に苦しむ、とブロウは書く。「2人の間に何か了解があるのか、感情的に融通が利くのか、経済的な依存のせいか」
女性をモノのように扱うトランプは人間として下の下なのに、とブロウは言う。
(翻訳:ガリレオ)
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