世界初 プラスチック包装なしの棚がオランダのスーパーに登場
数日の新鮮さか、数十年の廃棄物か
また、ア・プラスチック・プラネット共同創始者のシアン・サザーランドも同紙に「何十年ものあいだ、消費者は食品・飲料にプラスチックは不可欠だという嘘を売られてきた。やっと、プラスチックを買うかプラスチック・フリーを買うかという将来的な選択肢が見えてきた。現在は選択肢がない」と言う。そして、ユーロッパの大手スーパーはエコプラザの動きに続くべきだと主張。
一方、ビジネス・インサイダー誌もイギリスとアメリカの食品小売状況を比較し、テスコでの野菜のパッケージを写真で紹介し、イギリスのスーパーがプラスチックでの過剰包装を非難されており、プラスチック・フリー商品棚が望まれていることを指摘している。同紙によると、テスコはプラスチックの使用削減運動を始めたとされている。
プラスチック・フリーの商品は、プラスチック使用食品と比べて価格的にはそれほど違いがないようだ。オーガニック食品もそうだが、より多くの消費者がそれを手に取るようになれば、価格もおのずと下がってくるだろう。
プラスチックで包装された商品が紙などで包まれた商品より長く新鮮さを保てるのはせいぜい2、3日の話だろう。一方でプラスチック廃棄物は半永久的に残ってしまう。消費者の意識が試されるところだ。