韓国、スイスと通貨スワップ締結 日本、アメリカとはめど立たず
2018年3月2日(金)16時00分
日本との通貨スワップの協定終了と前後して、韓国は基軸通貨、特に米ドルの通貨スワップを求めていた。米国発の世界同時不況で米国と締結したスワップ協定は2010年に終了し、韓国政府は再開を求めたが、米国は一切の交渉に応じていない。
米国との交渉を断念した韓国は日本にスワップの協定再開を示唆する。日本政府は交渉に応じる姿勢を示したものの、2017年1月に釜山の日本領事館前に慰安婦少女像が設置されたことを受けて中断し、交渉再開の目処は立っていない。
通貨スワップの協定締結は対外信用度にプラスの影響を及ぼし、通貨高の要因として作用する。韓国がカナダとの通貨スワップを締結した2017年11月16日に1ドル=1100ウォンまで上昇し、以降、1ドル=1060ウォンから1100ウォンで推移している。
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