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大統領令トランスジェンダーの米軍入隊禁止令、連邦地裁が差し止め決定
10月30日、米首都ワシントンの連邦地裁は、トランプ大統領が7月に発表したトランスジェンダー(心と体の性が一致しない人々)の米軍入隊を禁止する措置について、導入を差し止める決定を下した。写真は措置の導入に反対する人達のデモ。7月にニューヨークのタイムズスクエアで撮影(2017年 ロイター/Carlo Allegri)
米首都ワシントンの連邦地裁は30日、トランプ大統領が7月に発表したトランスジェンダー(心と体の性が一致しない人々)の米軍入隊を禁止する措置について、導入を差し止める決定を下した。
この措置を巡っては、トランスジェンダーの米兵らが8月、憲法に違反するとして提訴。判事は本審理で判断が下されるまで措置を差し止めることを決めた。
原告の米兵らは、トランスジェンダーの入隊禁止が憲法に基づく適正手続きや機会均等の権利に違反すると主張。判事は、トランプ政権が示す禁止理由が事実に裏付けられているとはみえないとし、原告らの主張が裁判でも認められる可能性が高いとの考えを示した。
司法省は連邦地裁の決定に失望しているとし、今後の対応を検討していると述べた。
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