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対テロ戦争

イラク首相、奪回したモスルに入り勝利を声明 対ISIS戦は節目に

2017年7月10日(月)10時31分

7月9日、イラクのアバディ首相(写真)は、過激派組織「イスラム国(IS)」が支配していた国内第2の都市モスルに入り、「勝利」したと表明した。イスラム国との争いは大きな節目を迎えた。提供写真(2017年 ロイター/Iraqi Prime Minister Media Office/Handout via REUTERS)

イラクのアバディ首相は9日、過激派組織「イスラム国(IS)」が支配していた国内第2の都市モスルに入り、「勝利」したと表明した。イスラム国との争いは大きな節目を迎えた。

イラク首相府は声明で「軍最高司令官のアバディ首相は解放された都市モスルに到着し、勇敢な兵士とイラク国民の偉大な勝利を祝福した」とした。国営テレビはその後、アバディ首相が徒歩でモスル市内を視察する映像を流した。

ただ、モスルの旧市街では依然として戦闘が続いており、首相報道官はイスラム国の残党がモスルから一掃されるまで正式な勝利宣言は出さないと述べた。

イスラム国は依然としてイラクで一部地域を支配しており、今回の主要拠点における敗北で勢力が大きく後退する中、爆破事件を起こすなど従来の戦略に回帰することが見込まれている。

[モスル(イラク) 9日 ロイター]


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