ロンドンテロ 地獄のような襲撃現場で必死の応戦をした市民たち
バラマーケットにある寿司店の店長は、フィナンシャル・タイムズ紙に、襲撃犯の1人と対峙した時の様子を語った。
「奴は私の真正面にやってきて、ガラスのドアしか間にはない状況だった。手には刃渡り20センチぐらいの大きなナイフを持っていて、血がついていた。奴は『これはアラーのためだ』と叫んで、ナイフで窓を叩いた」と、アレックス・ナイペルズさん(23)は語った。男はそのまま、近くの別のレストランに入って行ったという。
他の目撃者は、包丁のような大きな刃物を手にした男と、刺されて血を流す被害者たちを見たと語った。現場はパニックになり、大勢が一斉に逃げ出したという。
ベンと名乗る男性は、英国放送協会(BBC)に対し、赤い服を着た男が、刃渡り10インチ(約25センチ)ほどのナイフで男性を刺すのを目撃した。「男性は容赦なく刺され、地面に倒れこんだ」と言う。
襲撃した男がその後、サザーク・タバーンに向かって歩き始めると、店内から椅子が投げつけられた。そのすぐ後に、警察によるものとみられる銃撃が始まったという。