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中東イラク軍の対ISISモスル奪還作戦、数日で完了へ 旧市街攻略大詰め
2017年6月27日(火)14時33分
6月26日、イラク軍は過激派組織「イスラム国」(IS)からイラク北部の主要都市モスルを奪還する作戦が数日中に終了するとの見通しを示した。写真はイラク軍の空爆を受けて煙が立ち上るモスルの旧市街。25日撮影(2017年 ロイター/Erik De Castro)
イラク軍は26日、過激派組織「イスラム国」(IS)からイラク北部の主要都市モスルを奪還する作戦が数日中に終了するとの見通しを示した。
対テロ部隊(CTS)の司令官は、ISが25日に反撃を仕掛けたものの失敗に終わり、モスルにおける支配が弱体化していると指摘。IS側の勢力は「特に旧市街に残っているのみ」とし、モスル奪還が「うまく行けば数日中にも」完了すると語った。
イラク軍によると、旧市街に残るIS兵士は最大でも350人で、住民にまぎれ込んだり、自爆攻撃などを仕掛けたりするため、作戦に時間がかかっていた。
脱出した市民によると、旧市街の人口の約半数に上る5万人超が食料や水、医薬品の乏しい中でISの支配地域に取り残されているという。
ISは、指導者のバグダディ容疑者が3年前にイスラム国家の樹立を宣言した場所である歴史的礼拝所ヌーリ・モスクを先週爆破していた。
[モスル(イラク) 26日 ロイター]
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