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英高層火災受けた調査で34棟に不備 住人4000人に退去命令で混乱

2017年6月26日(月)14時05分

6月24日、英国のコミュニティー・地方自治省は、ロンドンでの火災を受けてイングランド全域の高層住宅600棟を調査した結果、ロンドン、マンチェスターなど17地域の34棟に安全対策の不備が確認されたと発表した。写真は14日に大規模な火災に見舞われ、多数の犠牲者が出た高層住宅。25日撮影(2017年 ロイター/Peter Nicholls)

英国のコミュニティー・地方自治省は、ロンドンでの火災を受けてイングランド全域の高層住宅600棟を調査した結果、ロンドン、マンチェスターなど17地域の34棟に安全対策の不備が確認されたと発表した。

今月14日に起きたロンドン西部の高層公営住宅火災では少なくとも79人が死亡した。

今回の調査で安全性に不備があると判断されたロンドン北部カムデンの住宅棟では、約4000人の住人が23日に退去を命じられた。住民らはまず報道で退去について知った後、市当局者から直前になって戸別に退去を通知されたことに不満を訴えているほか、住民の一部は退去に同意しないなど、現場で混乱が生じている。

メイ首相は24日、カムデンのケースに触れ、「一時的に退去が必要になる場合もある」としつつも、地元当局は退去を余儀なくされた住民の支援に全力を尽くしていると述べた。

[ロンドン 24日 ロイター]


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