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ロシア反体制指導者、12日に反汚職デモ計画 当局と衝突の可能性も

2017年6月12日(月)13時43分

6月12日、ロシア各地で、反体制の指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(写真)が呼び掛けた反汚職デモが開催される予定で、数千人の参加が見込まれている。写真は5月モスクワで撮影(2017年 ロイター/Sergei Karpukhin

ロシア各地で12日、反体制の指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)が呼び掛けた反汚職デモが開催される予定で、数千人の参加が見込まれている。

ナワリヌイ氏は来年のロシア大統領選への出馬を目指している。ただプーチン大統領の支持率は高く、世論調査ではナワリヌイ氏が勝利する確率は低いとされている。また当局が同氏の出馬を認めるかどうかも明らかになっていない。

ナワリヌイ氏は今年3月、プーチン大統領に近いメドベージェフ首相の辞任を求めるデモを主催した。2012年の反政府デモ以来、最大規模となり、1000人以上が拘束された。

12日はロシアの祝日となるため、多くの市民がデモに参加する可能性がある。モスクワでのデモは1100GMT(日本時間午後8時)から3時間行われる予定。

モスクワ当局は、市中心部から離れた場所でのデモ開催を承認したが、ナワリヌイ氏は11日夜、デモで使用する音響・映像機器の提供を当局の圧力により企業が拒否していると発表。このことからモスクワでのデモ開催場所を市中心部に変更しており、当局がデモを違法とし、機動隊がデモ鎮圧を命じられる可能性がある。

[モスクワ 12日 ロイター]


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