金正男暗殺事件、マレーシア首相が北朝鮮を暗に批判 対立が鮮明に
2017年2月21日(火)07時10分
リ・ジョンチョルが勤務していることになっている会社はクアラルンプール市内にあるトンボエンタープライズ。IT系とは関係のない健康補助食品の会社だった。ここにリ・ジョンチョルは3年間勤務していたことになっているが、会社の社長は「3年間で5回会っただけです。彼とは雇用契約はありません。平壌の叔父の紹介できたということで、北朝鮮の商品を輸入する仲介業をしたいので就業ビザを取得する手助けをしてくれということでした。必要なときには電話がありましたが、主にショートメールでやり取りしていました。リ・ジョンチョルは英語が下手だというので、娘さんからもメールがありました」
そのメールの内容を確認すると、半年前から他の北朝鮮国選の人間を入国させようとするやり取りが続いていた。昨年7月11日、5人の北朝鮮の人間を連れてきたいので、就職を要請して9月には手数料の提案まで打診している。
マレーシアの警察当局もこの会社の社長を呼び、リ・ジョンチョルがマレーシアに来た目的などを調査しているという。
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