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中韓関係ロッテ、中国の大規模開発工事が中断 サード配備への「いじめ」か
2月8日、韓国のロッテグループは、中国北東部の瀋陽で計画中の大規模開発プロジェクトについて、中国当局が消防検査の後に建設を中断させたことを明らかにした。写真はソウルで昨年6月撮影(2017年 ロイター/Kim Hong-Ji)
韓国のロッテグループは、中国北東部の瀋陽で計画中の大規模開発プロジェクトについて、中国当局が消防検査の後に建設を中断させたことを明らかにした。
韓国メディアは、ロッテの中国合弁事業に対する一連の検査は、政府の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備決定に対する報復と報じている。THAADの配備予定地は、現在ロッテが所有するゴルフコースの一部にあたる。
状況に詳しいある関係者によると、昨年12月以来、中国当局は約120の小売店を含むロッテの中国拠点の大半で消防検査や設備検査、税務調査を実施している。
報復措置を懸念した韓国政府は先月、中国で韓国企業が直面する問題解決に向け、中国との関係改善に努める方針を明らかにした。
中国外務省は8日、コメント要請に応じていない。
ロッテによると、建設は12月に中断され、現在問題解決に向け取り組んでいるところ。
THAAD配備予定地と代替地との交換については、ロッテのグループ企業の取締役会承認が必要とされている。