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香港元日の香港は反中デモで幕開け 9000人が直接選挙制を求める
無錢新聞 / Youtube
<今年、中国返還20周年の節目を迎える香港で元日、行政長官を直接選挙で選ぶことを要求したデモが行われ、9000人が民主化を訴えた>
無錢新聞など香港地元メディアによると、香港の民主化を求める香港人権民陣は、3月に行われる行政長官選挙を親中派が多数を占めた選挙委員会(定員1200名)による間接投票ではなく、有権者による直接選挙で行うことを訴え、1日香港中心街でデモを行った。
デモ隊は行政長官についても、立候補の資格に制限や規制を設けず、誰もが立候補できる普通選挙の導入も求めた。
また参加者たちは、香港立法会(議会)への就任、選挙問題と関連して中国全国人民代表大会(全人大)が有権解釈を口実に介入し、独立派の2人が司法審査で資格を剥奪されたことを糾弾。さらに香港政府が民主派議員4人が、民主化を求める内容の"不適切な"就任宣誓をしたことを理由に裁判所に資格取り消し請求したことにも触れて、直ちに撤回すべき、と抗議した。
香港ではこうした行政長官や立法会議員の選挙をめぐる問題のほか、中国共産党に対して批判的な出版物を扱う書店の関係者が中国当局によって拉致拘束されるなど、民主化を求める動きに対する中国政府からの圧力が高まっており、1日のデモはこうした一連の動きに対する反発が招いたものと思われる。