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カタール投資庁、経営危機のイタリア銀行支援に関心

2016年11月7日(月)10時15分

 11月4日、イタリア銀行大手モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)が経営難に陥っている問題で、カタール投資庁(QIA)が同行の50億ユーロ(約55億6000万ドル)の資本増強に支援を行うことに関心を示している。写真はモンテ・パスキの本店、シエナで1月撮影(2016年 ロイター/Max Rossi)

イタリア銀行大手モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)が経営難に陥っている問題で、カタール投資庁(QIA)が同行の50億ユーロ(約55億6000万ドル)の資本増強に支援を行うことに関心を示している。関係筋2人が明らかにした。

米調査会社SWFIの推計によると、QIAの資産は2560億ドル。QIAはクレディ・スイス、フォルクスワーゲン(VW)などの欧州企業の株式を保有している。

同関係筋によれば、QIAはモンテ・パスキの資本増強で重要な役割を果たすアンカーインベスターとなる余地があるが、まだ拘束力のある契約を結んでいない。今後2週間で最終決断が下される見通しという。モンテ・パスキとQIAはコメントを控えている。



[ミラノ 4日 ロイター]


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