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南アフリカ南アフリカのマンデラ財団がズマ大統領を非難 指導者交代求める
11月1日、南アフリカのネルソン・マンデラ財団は、ズマ大統領(写真)が同国の「車輪を脱落させている」と非難、政権与党のアフリカ民族会議に指導者の交代を求めた。ポロクワネで2007年12月撮影(2016年 ロイター/Siphiwe Sibeko)
南アフリカのネルソン・マンデラ財団は1日、ズマ大統領(74)が同国の「車輪を脱落させている」と非難、政権与党のアフリカ民族会議(ANC)に指導者の交代を求めた。
2009年に就任して以来、ズマ大統領は数々の汚職疑惑にまみれながらも政治生命を失わずにいるが、投資家らは、同国の政治の安定やビジネス環境、法の支配に懸念を示している。
ネルソン・マンデラ財団は、南アフリカの学者や政治家、記者など10人の常任メンバーが理事会を構成。声明で「安全で有能な人の手によって守られるよう、必要な手段を取ることを求める」と表明した。同財団が声明を発表するのはまれ。
大統領の報道官は電話でのコメントの求めに応じなかった。
ANCの党員の間にはズマ大統領の辞任を求める声もあるが、党幹部は大統領を支持している。8月の地方選挙は同党にとって、1994年のアパルトヘイト(人種隔離)政策を撤廃以来最悪の結果となった。
野党や市民団体は2日、首都プレトリアで大統領の辞任を求めてデモ行進する予定。