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国産か外国製か、性能かコストか、自衛隊の次期戦闘機が迫られる選択

2016年10月12日(水)19時16分

 141機を計画していた生産機数は100機以下にとどまり、完成品の輸入に比べておよそ4倍の調達費用がかかった。

 防衛装備庁は今年6月、F3の開発に関心がある国内外の企業に手を挙げるよう呼び掛けた。「情報要求」(RFI)と呼ばれる手続きで、本来であれば日本が求める戦闘機のコンセプトが書類に書かれている。

 しかし、書類に目を通した企業関係者は「とてもあいまいな内容」だったと話す。同関係者は、どのような戦闘機の調達を目指すのか定まっていないのだろうと話す。

 (ティム・ケリー、久保信博 編集:田巻一彦)

[東京 12日 ロイター]


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Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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