産業用IoT市場を制覇するのは中国? そのポテンシャルと落とし穴とは
2016年8月16日(火)16時14分
また、中国移動通信やCisco、HP、Honeywell、Siemensといった企業も市場のセグメント確保に動き出している。
さらに、エコノミスト誌では中国のIoTのポテンシャルの裏にある落とし穴についても触れられている。中国の工場はヨーロッパやアメリカほど技術的に進んでいるわけでもなく、高度な技術を展開する際は障害が出てくるかもしれない。また、そういった展開は低迷する世界経済に苦しむ企業にとってはあまりに高いハードルになるかもしれないという。
だが近年のウェアラブルの売上低迷を考えると、コネクテッドデバイスの販売は一般消費者用より産業用の方が有望だと捉えることもできる。
スマートウォッチの出荷はこの第二四半期で、同時期の去年と比較すると32%に落ち込んでいるとIDCは報じている。Apple Watchの販売台数は2016年第二四半期で160万台であり、これは昨年の同時期に360万台売れていたことを考えると、55%の数字である。
いずれにしろ中国がこの分野で鍵を握るのは確かだろう。今後の中国を取り巻く環境の変化はきっと激しくなるため、次回また記事を書くことを楽しみにしている。
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