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バングラデシュバングラデシュ人質事件、一部容疑者は裕福な家庭出身のエリート
7月4日、バングラデシュの首都ダッカで1日に起きた飲食店襲撃事件で、現地警察は、容疑者の親族や友人から情報収集を続けた。写真は犠牲者の家族。ダッカで撮影(2016年 ロイター/Adam Abidi)
バングラデシュの首都ダッカで1日に起きた飲食店襲撃事件で、現地警察は4日、容疑者の親族や友人から情報収集を続けた。
日本人の犠牲者も出たこの事件について、過激派組織「イスラム国」(IS)は、襲撃をした5人の写真を公開。5人は、ニブラス・イスラム容疑者、ロハン・イムティアズ容疑者、ミア・サメ・ムバシール容疑者、アンダリーブ・アーメド容疑者、ライヤン・ミンハジ容疑者と特定された。
ハサヌル・ハク・イヌ情報相はインドのテレビ局に対し、実行犯の大半が比較的裕福な家の出で高等教育を受けていると語った。
当局者によると、大半はダッカかマレーシアの大学などで高等教育を受けている。ロハン容疑者の父親は政権与党の中級幹部で、警察関係者によると、2015年12月30日に息子が行方不明と届け出ている。
ソーシャル・メディアへの投稿によると、ニブラス容疑者はマレーシアの大学に在籍。それ以前にダッカの大学に通っていたもよう。
捜査員によると、警察は、襲撃に関与した疑いで2人を拘束しているが、現在治療中で、詳しいことは回復してからでないと分からないという。
ダッカ中心部では4日、事件の犠牲者への追悼行事が開かれた。