安倍首相、消費増税再延期へ、サミットで経済状況リーマン級の危機と各国に説明
2016年5月27日(金)09時40分
しかし、今回の討議ではこうした意見が出ず、世耕氏は「世界経済認識とそれに対する処方せんでG7の首脳が大きく一致した」と強調。「G7として一歩踏み込んだ合意ができた」と、このセッションでの議論の進展を高く評価した。
さらにG7として、新興国経済の停滞に連携して対処していく必要性について、首脳間で確認した。
焦点の1つとみられていた為替に関しては議論されず、過去のG7やG20での合意内容を再確認する方向だ。財政再建についても「全く話題にならなかった」(世耕氏)という。
討議では、英国の欧州共同体(EU)離脱問題も話題になり、一部に首脳から状況は(残留に向けて)改善しているのではないかとの見解が表明されたという。
27日に閉幕するサミットは、首脳宣言で「G7伊勢志摩経済イニシアティブ」を打ち出し、世界経済を主要国がリードする姿を示す。
(梅川崇、宮崎亜巳 編集:田巻一彦)
[ロイター]
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