ウディ・アレン「小児性愛」疑惑を実の息子が告発
彼は義姉の告発に当初は距離を置いていたが、自分の無責任さを恥じて、実父に正面対峙する決意をしたという。ハリウッド・リポーターにコラムを寄せたのは、同誌が最近特集したアレンのインタビュー記事で虐待疑惑にいっさい触れていなかったからだという。 ローナンのコラムが同誌の電子版に掲載された11日には、カンヌ国際映画祭が開幕し、オープニング作品としてアレンの新作『カフェ・ソサエティ』が上映された。
キラ星のような崇拝者たち
『ブルージャスミン』に出演したルイ・C・Kやアレン監督が初めて手掛けるTVシリーズに出演するマイラー・サイラスら、キラ星のようなスターたちがアレンと喜んで仕事をする事実に「姉は傷ついている」と、ローナンは書いている。そして、ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートら『カフェ・ソサエティ』のキャストには「メディアが監督について答えにくい質問をすることはないから安心していい」と、皮肉たっぷりに請け合っている。
「メディアは伝統と権威にあぐらをかいて、なかなか変わろうとしない。(大物の)罪を問わず、沈黙するのも、古い体質のせいだ」と、ローナンは述べている。「こうした姿勢は危険でもある。『勇気を振り絞って告発しても信じてもらえない』と、被害者を泣き寝入りさせることになる」