人気ドラマ『SUITS/スーツ』に学ぶ、「デキる男」の仕事術
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魅力あふれるサブキャラたちの存在も見逃せない。ハーヴィーの秘書ドナは気配り上手で事情通、美人パラリーガルのレイチェルはマイクとの恋の行方が気になるところ。とりわけ強烈なのが幹部弁護士のルイスで、若手をパワハラ寸前の指導で鍛え上げ、ハーヴィーやマイクともたびたび対立する社内の敵役だが、確かな実力があり、芸術や猫に愛情を注ぐなど憎めない一面もある。ハーヴィー役のガブリエル・マクト、マイク役のパトリック・J・アダムスをはじめ、レギュラー陣の見応えあるアンサンブル演技が、ドラマ通をも魅了してやまない大きな特徴なのだ。
ビジネスパーソンの注目ポイントは?
端的に言うなら、米国エグゼクティブの仕事風景を覗き見ることができるというのが最大のメリットだ。組織内外で繰り広げられるスリリングで熾烈なパワーゲームからは、臨機応変の交渉術や問題解決力、それに最後まであきらめない強い心を学べるだろう。社内にも駆け引きと切磋琢磨がある一方で、事務所は「家」、仕事仲間は「家族」として大切にする固い絆も描かれ、このあたりは共感する日本の視聴者も多いはず。さりげなく仲間の仕事をサポートする気配りや、映画ネタなどのユーモアで相手との距離を縮める会話術も見習いたいもの。
一流のプロフェッショナルが選ぶ服装とインテリアにも要注目だ。ハーヴィーはトム・フォードのオーダーメイドのスリーピーススーツが基本。他方マイクは、はじめこそ安物のスーツだが、ハーヴィーら先輩たちのアドバイスを受けて、徐々にタイトなスーツスタイルを着こなしていく。スカイビューを望む広々としたオフィスには、洗練されたデザインのデスクとチェア、趣味のコレクションが整然と並び、夜はジャズのレコードと高級スコッチで静かに疲れを癒す。「いつかこんな環境で仕事をしたい」とモチベーションが上がるに違いない。
気になるシーズン4の新展開
今月DVDの発売とレンタルが始まったシーズン4では、経歴詐称に限界を感じたマイクが、弁護士をやめ投資銀行家に転職。ある大企業の買収をめぐり、ハーヴィーと対決することになる。さらに規制当局から目をつけられたハーヴィーらは、事務所存続にかかわる重大な危機を迎える。主要人物らの愛憎も一層複雑に絡み合い、過去の3シーズンにも増してスリル満点の展開に引き込まれるはずだ。
『SUITS/スーツ』公式サイトもオススメ
法律事務所を舞台にしたドラマということで、耳慣れない役職名や専門用語も若干出てくるが、観ているうちに大体の感じをつかめるレベルなので心配いらない。それでも、もっとよく知りたいという視聴者には、『SUITS/スーツ』公式サイトがオススメだ。サイトではキャストや各エピソードの紹介に加え、スペシャルコンテンツとして法律用語やファッション、映画ネタ登場シーンなど充実した情報が掲載されているので、傑作ドラマの世界をより深く理解できるだろう。ぜひ本編DVDとともに、末永く『SUITS/スーツ』の魅力に親しみ、ワーク&ライフスタイル向上の糧としていただきたい。
海外ドラマ「SUITS/スーツ」
http://www.suits-tv.jp/
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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