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テロソマリアで飛行中の航空機が爆発し機体に穴、過激派の犯行の可能性も
機内からTNT火薬とみられる物質が検出される
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2月3日、アフリカのソマリアの首都モガディシオからジブチへ向けて飛行していたダーロ航空のエアバスA321機で爆発が起きて機体に穴が開き、男性1人が死亡した。写真は緊急着陸後の同機(2016年 ロイター/Feisal Omar)
アフリカのソマリアの首都モガディシオからジブチへ向けて飛行していたダーロ航空のエアバスA321機で2日、爆発が起きて機体に穴が開き、男性1人が死亡した。複数の米当局者は3日、イスラム過激派組織アルシャバーブによる犯行の可能性があるとの見方を示した。
旅客機はモガディシオに引き返し緊急着陸した。地元当局によると、死亡した男性は、爆発で開いた穴から放りだされたとみられる。
ある米当局者は、この件の調査団が、アルシャバーブの犯行とみていると述べた。ただし、犯行声明などはこれまでのところ出ていないという。
2人の米当局者は3日、初期的な検査で、機内からTNT火薬とみられる物質が検出されたと語った。しかし、1人の米当局者は、この検査は信頼性が高くなく、さらなる検査が実施されていると述べた。
それでも、調査が進むにつれて、機内で爆弾のようなものが爆発したとの見方が強まっているという。
これまでのところ、アルシャバーブからのコメントはない。
ダーロ航空のウェブサイトは、爆発には言及せず、離陸後15分で起きた「事件」で機体に穴が開いたとしている。
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