NASA全面協力の火星サバイバル映画『オデッセイ』
2016年2月5日(金)15時00分
『オデッセイ』には、過去にスピリットやオポチュニティーといった無人探査車が火星で撮影した実際の映像も挿入されている。いわばロボットが映画監督の役を担い、科学と芸術が融合した映像だ。
「宇宙探査の分野では以前から、科学と芸術の興味深いコラボレーションが行われてきた」と、フェレンは言う。「人類が宇宙に行けるようになる前は、夜空に見える小さな点は何なのか想像するしかなかった。その好奇心からストーリーが生まれる。人類の好奇心が芸術と科学を結ぶのだ」
『オデッセイ』のセットで撮影中のデイモンは言った。「自分より賢いキャラクターを演じるのは楽しい。彼はすぐに正しい答えを見つけるんだ。俺なら火星で20分ももたないだろうって、何回思ったことか」
NASAは映画の公開終了後も人々の火星探査の夢が長くもってほしいと願っている。
[2016年2月 9日号掲載]
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