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米軍が「ジハーディ・ジョン」に空爆攻撃、生死は不明

日本人ジャーナリスト後藤健二さんをはじめ、ISISの人質殺害で何度も登場したあの男が──

2015年11月13日(金)15時23分

11月12日、米当局者は、過激派組織「イスラム国」の黒い覆面の男、通称「ジハーディ・ジョン」を標的とした空爆をシリア北部のラッカで行ったと明らかにした。写真は提供映像から(2015年 ロイター/SITE Intel Group)

 米国防総省当局者は12日、日本人ジャーナリスト後藤健二さんらを殺害したとみられる過激派組織「イスラム国」の黒い覆面の男、通称「ジハーディ・ジョン」を標的とした空爆をシリア北部のラッカで行ったと明らかにした。

 国防総省のクック報道官は、「きょうの作戦の結果について確認作業を行っているところだ。追加の情報があれば適時公表する」と述べた。

 ある匿名の米高官は、空爆でエンワジ容疑者が死亡した可能性があるが、確定するにはもう少し時間が必要だと警告した。

 「ジハーディ・ジョン」の本名はモハメド・エンワジで、クウェート出身の英国人。ロンドンの裕福な家庭で育ち、大学ではコンピュータープログラムを学んだという。

 昨年夏以降、イスラム国が人質を殺害したとする映像に何度も登場し、英国特有のアクセントで話していた。

 

[ワシントン 12日 ロイター]


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Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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