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ロシア機「爆破」情報で緊迫するシナイ半島

2015年11月6日(金)16時51分
フェリシティ・ケーポン

 イギリスの旅行代理店協会の14年版のリポートによると、14年当初、エジプトは人気の旅行先だったが、「政情不安でイギリス外務省がリスクを引き上げたとたんに、客足が急減少した」。エジプトがロシア機墜落をテロと結び付けたがらないのは、観光業界がさらなる打撃を受けるのを恐れてのことだ。

 だが、既に手遅れかもしれない。投資サイト「インタラクティブ・インベスター」のマイク・マカデンは、英紙テレグラフの取材に対して、これで「北アフリカの観光地は『行ってはいけない場所』になるだろう」と語っている。

(編集注:イギリス政府は現地時間の5日、シャルムエルシェイクからの航空便については再開することを発表した)

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