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難民危機ドイツが財政均衡目標の取り下げ検討、移民対策費急拡大で
今年の移民対応費用が当初想定の70億ユーロから100億ユーロに増加
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10月28日、ハンデルスブラット紙によると、独政府は、移民対策費用の急増を受け、財政均衡目標を変更すべきかどうか議論している。写真はオーストリアとの国境でドイツへの入国を待つ難民。27日撮影(2015年 ロイター/Michaela Rehle)
ハンデルスブラット紙によると、独政府は、移民対策費用の急増を受け、財政均衡目標を変更すべきかどうか議論している。
同紙によると、与党の財政担当者は、2016年の移民対応費用について、当初想定していた約70億ユーロから約100億ユーロに増えると予想している。
ドイツは2014年に1969年以降初めてとなる財政均衡を達成した。政府は15─19年までの財政均衡を公約している。
ただ、29日に掲載予定記事によると、2016年の財政均衡目標を掲げることが賢明かどうか、政府内で議論が持ち上がっているという。
財務省からのコメントは得られていない。
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